2025/10/22 11:25
👖ヴィンテージデニム探求の旅へ!知っておきたいディテールと歴史を深掘り!

古着デニムの魅力は、その歴史とディテールに宿っています。ただの「古い服」ではない、一つ一つに意味と物語があるパーツたち。今回は、その中でも特に奥深い5つの用語を徹底解説します!
1. インシーム(Inseam)

【用語解説】 デニムパンツの内股の縫い目のこと。裾から股の付け根(クロッチ)までの長さを示すこともあります。ヴィンテージデニムでは、このインシームの縫製仕様(例:シングルステッチ、ダブルステッチ、または「割り」と呼ばれる仕様)が年代やブランドを特定する重要な手がかりとなります。特にXX(ダブルエックス)モデルなどの古いリーバイスでは、インシームの仕様の変化が年代判別のポイントになることも多く、マニアにとっては見逃せないディテールです。
2. リベット(Rivet)

【用語解説】 ポケットの角など、負荷がかかり破れやすい部分を補強するために打ち込まれた金属製の鋲(びょう)のこと。ジーンズの創始者であるリーバイ・ストラウスとジェイコブ・デイビスが特許を取得した、ジーンズのアイデンティティとも言えるパーツです。年代によってリベットの素材(銅、アルミなど)、形状、刻印が異なり、ヴィンテージデニムの真贋や時代を判断する際の重要な要素となります。隠しリベット(裏側に隠されたリベット)の有無や仕様も、年代判別の鍵です。
3. レイジーS(Lazy S)

【用語解説】 リー(Lee)のバックポケットに施されている、横に寝たような緩やかなS字を描く独特なアーキュエイトステッチ(飾りステッチ)のこと。「怠惰なS」という意味を持ちます。リーのジーンズの象徴的なデザインであり、このステッチの形状、縫い糸の色、太さ、間隔などが年代によって変化しています。リーのヴィンテージコレクターにとっては、この「レイジーS」の美しさや個体差こそが、大きな魅力の一つとなっています。
4. インディゴ(Indigo)

【用語解説】 デニムの青色を生み出す染料のこと。天然の藍(あい)染めと、現在主流の合成インディゴ染料があります。デニムが穿き込むほどに色落ちし、独特の「アタリ」や「ヒゲ」といった風合いを生み出すのは、このインディゴ染料の特性(空気中の酸素に触れることで発色し、摩擦などで徐々に色が落ちる)によるものです。ヴィンテージデニムの魅力である「色落ち」や「縦落ち」の美しさは、このインディゴの質と染め方に大きく左右されます。
5. 三角ステッチ(Triangle Stitch)
【用語解説】 ヴィンテージデニム、特にリーバイスの501XXなどの古いモデルのフロントウエストバンド(帯)に見られる縫製仕様の一つ。ウエストバンドの上端からフロントボタンの裏側あたりまで縫製した際に、ミシンの返し縫いがその部分を三角のような形に縫い固めているディテールです。この縫い目があること自体が年代を特定する手がかりとなり、特に50年代頃までのモデルに見られることが多い、古き良き時代の縫製技術の証とも言えます。

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