2025/09/28 13:57
今回は、ヴィンテージデニムやミリタリー、そしてスウェットといった古着の各ジャンルで重要となる、ディテール(細部)に関する専門用語について詳しく解説していきます。これらの知識が、古着の真贋や年代を判別し、その魅力を深く理解する鍵となりますよ!

👖 ヴィンテージデニムの「顔」と「タグ」
1. バディ・リー (Buddy Lee)
概要: アメリカのデニムブランドLee(リー)が1920年代からノベルティ(販促品)として制作していた人形の名前です。
歴史とディテール: 当時のLeeの製品を忠実に再現した、オーバーオールやGジャンを着た可愛らしい人形として人気を博しました。ヴィンテージ市場では、人形自体が高値で取引されますが、古着ファンにとって「バディ・リー」は、Leeの歴史的なデニムワークウェアや、ブランドが持つアメリカン・ワークウェアのルーツを象徴する言葉として使われます。

2. ショートホーン (Short Horn)

概要: アメリカのデニムブランドLevi's(リーバイス)が、1940年代後半から1950年代初頭にかけて使用していたタグのデザインを指します。
歴史とディテール:
この時期のシャツやデニムジャケット(特にセカンドモデルと呼ばれる507XXなど)のタグに、角が短く、丸みを帯びた雄牛(ショートホーン)のイラストが描かれていました。
その後のタグは「ロングホーン」(角が長い牛)に移行するため、「ショートホーンタグ」は特定のヴィンテージ時期(約1940年代後半〜50年代初頭)を特定する重要なディテールとなっています。ワークウェアからカジュアルウェアへと移行するリーバイスの歴史を感じられる、古着好きにはたまらないアイコンです。
🧥 ヴィンテージウェアの「デザイン」と「機能」
3. へちま衿(ショールカラー / Shawl Collar)

概要: 襟の形が、野菜の「ヘチマ」のように首から胸元にかけてカーブを描き、折り返す形で丸みを帯びたデザインになっているものを指します。英語では「ショールカラー」と呼ばれます。
歴史とディテール:
主に1920年代~1940年代のヴィンテージ・カーディガン、タキシードジャケット、そしてデッキジャケットなどのミリタリー/ワークウェアに見られます。
デッキジャケット(特に第二次大戦中のN-1など)においては、首元の防寒性を高めるために採用されたディテールであり、武骨なミリタリーウェアにどこかクラシカルでエレガントな印象を与えています。
古着のカーディガンでは、この襟型がクラシックなスクールルックやレトロなアメカジスタイルの象徴として非常に人気が高いです。
4. 針ぬきリブ(ハニーコームリブ / Honeycomb Rib)

概要: スウェットの袖口や裾に使われているリブ(編み地)の編み方に特徴があり、一定の間隔で編み目が抜けている(針を抜いたような)ように見えるディテールを指します。
歴史とディテール:
主に1950年代~1960年代頃のヴィンテージスウェットやカーディガンに見られる編み方です。
蜂の巣(ハニーコーム)のような立体的な凹凸感が特徴で、このリブが使われていることで、高い確率でヴィンテージの良質なスウェットであることが判別できます。
このリブの有無や状態は、ヴィンテージスウェットの年代や価値を判断する重要なポイントであり、着心地だけでなく**「年代の証」**として古着ファンから珍重されています。
これらのディテールを知っていると、ただの古着が一気に「歴史的な作品」に見えてきますよね。次に古着屋を訪れる際は、ぜひショートホーンタグや針ぬきリブを探してみてください!
厳選ハッシュタグ5選
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店舗情報
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[お店の住所] 📮542-0083大阪府大阪市中央区東心斎橋1丁目19−23 尾形ビル401
[営業時間]🕰️13:00〜19:00
[定休日]🛏️定休日: 火曜日、水曜日(臨時休業あり)
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