2025/09/25 16:13

あなたの知らないデニムができるまで
こんにちは!ファッションが大好きな皆さん、今回は私たちのワードローブに欠かせないデニムパンツが、どうやって作られているのか、その知られざる製造工程を紐解いていきましょう。
ただの「布」から、愛着のある「一本」に育つまでには、たくさんの職人技と手間暇がかけられているんです。特に今回は、昔ながらの製法にこだわったヴィンテージデニムができるまでを、4つのステップでご紹介します。
ステップ1:糸を染める「先染め」

皆さんがよく目にするデニムのインディゴブルー。実はこの色は、糸の状態から染められています。これを先染めと呼びます。
染料に浸しては空気に触れさせ、酸化させていく工程を何度も繰り返すことで、鮮やかな藍色が生まれます。このとき、糸の芯まですっかり染め上げるのではなく、あえて白い部分を残すのがポイント。
この白い部分が、デニム特有の色落ち(アタリ)やタテ落ちを生み出す秘密なんです。はけばはくほど、自分だけの表情が生まれるのは、この「先染め」のおかげなんですよ。
ステップ2:風合いを生み出す「シャトル織機」

次に、染め上げた糸を織っていく工程です。現代の織機は高速で大量生産が可能ですが、昔ながらのシャトル織機は、ゆっくりと、そして丁寧に生地を織り上げます。
この織機で織ったデニム生地は、表面が少しでこぼこしていて、独特のザラつき(ムラ感)があります。これがヴィンテージデニムならではの、奥行きのある風合いを生み出します。
さらに、生地の両端には「セルビッジ(耳)」と呼ばれる、ほつれ止めされた部分ができます。この赤い線が入ったセルビッジは、品質の証。ロールアップして見せたくなる、おしゃれなポイントでもありますね。
ステップ3:個性を引き出す「髭加工」

生地が仕立てられ、デニムパンツの形になった後、ようやく加工の工程に入ります。デニムの顔とも言える、はきこんだような髭(ヒゲ)やアタリは、実は職人さんの手作業で作られていることが多いんです。
ジーンズを立体的な形にして、ヤスリや専用の道具を使い、一本一本丁寧に擦り上げていきます。手作業だからこそ、自然ではきこんだようなリアルな表情が生まれるんですね。
まるで、長年愛用してきたかのような、自分だけの個性が最初から付いているようなものです。
ステップ4:最後の仕上げ「ONEWASH」

最終工程は、**ONEWASH(ワンウォッシュ)**です。これは、デニムを一度水に通して、糊(のり)を落とし、生地を縮ませる作業です。
この工程を経ることで、シルエットが安定し、買ったその日からすぐに快適にはくことができます。さらに、デニム本来の風合いを引き出し、次の色落ちへとつながる「下地」を整える役割も果たしています。
あなただけのデニムを育てる楽しみ
いかがでしたか?
たった一本のデニムパンツにも、たくさんの職人さんの技術とこだわりが詰まっていることがお分かりいただけたかと思います。
先染め、シャトル織機、髭加工、ONEWASH。これらの工程を経て生まれたデニムは、単なる衣類ではなく、はく人の歴史を刻んでいく「相棒」のような存在です。
ぜひ、次はあなたのデニムに隠されたストーリーを想像しながら、大切に育ててみてくださいね。
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