2025/08/29 17:24
短丈の着こなしは、スタイルを良く見せる効果がありますが、身長に合わない着丈を選んでしまうと、かえってバランスが悪く見えてしまうことがあります。

短丈アイテムの選び方のポイント
着丈の基準: 一般的に、短丈アイテムの着丈は「腰骨が隠れるか隠れないか」が目安とされています。
バランス: 自分のウエスト位置や脚の長さに合わせて、全体のバランスを考慮することが重要です。
体型: 同じ身長でも、胴が長い方や脚が長い方など、体型には個人差があります。以下はあくまで目安として参考にしてください。
身長別の着丈目安(幅を持たせたバージョン)
身長(cm)
着丈の目安(cm)
160cm
57cm - 61cm
165cm
59cm - 63cm
170cm
61cm - 65cm
175cm
63cm - 67cm
180cm
65cm - 69cm
185cm
67cm - 71cm
補足
上記はあくまで一般的な目安です。
アイテムの種類やデザインによって、最適な着丈は異なります。より短めが好きな方は下の数値を、少し長めに着たい方は上の数値を参考にしてください。
袖丈や肩幅も合わせて、試着して全身のバランスを確認することをおすすめします。
短丈アイテムにワイドパンツやルーズなボトムスを合わせると、よりトレンド感のある着こなしになります。
自分にぴったりの着丈を見つけるには
試着: 実際に複数の着丈のアイテムを試着して、鏡で全身のバランスを確認しましょう。
着こなしの工夫:
ハイウエストのボトムス: 脚長効果を強調できます。
タックイン: 短丈アイテムでなくても、少しだけタックインすることで、短丈風に見せることができます。
スタイリストに相談: ファッションに詳しい店員さんやスタイリストさんに相談するのも良い方法です。
短丈トレンドを楽しんで、ご自身のスタイルに合ったアイテムを見つけてくださいね。
メンズの短丈(クロップド丈)の流行は、単一の要因から生まれたものではなく、いくつかのトレンドや社会的な変化が複合的に影響し合って形成されたと考えられます。主な背景は以下の通りです。
1. オーバーサイズトレンドの反動
近年、数年にわたって主流だったオーバーサイズやビッグシルエットのファッションに対する反動として、よりコンパクトで身体のラインに沿ったシルエットが注目され始めました。短丈アイテムは、この流れの中で「新しいバランス」を生み出すアイテムとして浮上しました。
2. スタイルアップ効果の追求
短丈のトップスは、脚を長く見せる「スタイルアップ効果」が非常に高いのが特徴です。特にSNSの普及により、写真映えする着こなしが重視されるようになった現代において、この視覚効果は多くの人々に評価されました。ウエストの位置が高く見えることで、全身のバランスが良く見え、着こなしにメリハリが生まれます。
3. ジェンダーレス・ファッションの影響
ファッションにおけるジェンダーの境界線が曖昧になるにつれて、これまで女性のアイテムとして認識されてきたクロップド丈のトップスが、メンズウェアにも取り入れられるようになりました。ランウェイでは、一部のデザイナーがメンズモデルにクロップド丈のジャケットやTシャツを着せるなど、新たな提案がされてきました。この動きがストリートファッションにも波及し、短丈のアイテムがより広く受け入れられる土壌が作られました。
4. 90年代・2000年代のファッションリバイバル
近年、90年代から2000年代にかけてのファッションが再評価されています。この時代には、へそ出しルックやタイトなシルエットが流行しており、短丈のトップスもその一部として存在していました。現代のトレンドは、当時のスタイルをただ真似るのではなく、現代的な素材やシルエット(例:短丈のトップスにワイドパンツを合わせる)と組み合わせて、新しいバランスとして再構築されています。
まとめ
短丈の流行は、「オーバーサイズの次のトレンド」を探していたファッション界の動きに、スタイルアップ効果を求める現代のニーズや、ジェンダーレスな価値観、過去のトレンド再評価といった複数の要因が重なり合って生まれたものです。